幼いえっち
第29章 一年ぶりの再会
そのまま座りなおして
夕飯の続きを食べようかと思った瞬間、
玄関のほうから聞き覚えのある声がした
「夜分遅く、すみません」
「いーえ、ごめんなさいね、
おばさんすっかり忘れていて・・・」
カイくんの声だっ!!!
あたしは慌てて玄関に飛んでいった。
「カイくんっ」
玄関にそのままの勢いで飛び出すと
真っ黒に焼けたカイくんが
そこに立っていた。
「おぅっ!チカっ」
にこっと笑ったカイくんの笑顔は
眩しいくらい、かっこよかった。
夏休みも部活で忙しいカイくんとは
登校日に会った日以来、
1週間以上あってなかった。