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幼いえっち

第32章 ナギの好きなヒト

あたしとは小学校が違かったナギは、
中学校には自転車で来ていた。


あたしとナギの通学バッグと
学校指定のヘルメットを前カゴにいれ、
途中まで一緒に歩く。



最近は、これがいつもの習慣になってる


部活が終わった後、
ナギと一緒にサッカー部を眺めて
暗くなる前に帰宅。


夏休みが終わったころから、ずっと。



最初はあたしの為かな?と思ったけど

多分、違う。


ナギも真剣に、というかボーっと
サッカー部の練習を見てるから。



あたしは、
思い切って聞くことにする。



「ナギ。
ナギの好きな人って、誰?」


ナギは言おうかどうしようか悩んでるような

微妙な表情をしながら間を空けた。


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