幼いえっち
第37章 アンハッピーバレンタイン
日が落ちてくると、
いつも通り職員室の先生に注意されて
あたしたちは校庭を離れた。
でも、
今日はこのまま帰るわけにはいかない。
あたしは職員用玄関が見える
生徒の駐輪場で待つことにした。
「あっ、カイくんからメール来た。」
チカはそう声を上げると、
辺りを気にしながら携帯をチェックする。
もちろん、
学校に携帯は持ち込み禁止だから。
「部活、終わったってさ。」
「じゃぁ、そろそろ来るかな・・?」
あたしは、ますます職員用玄関から
目が離せなくなった。
しばらくすると、
チカの彼氏が合流した。
「よう!お待たせー・・・・
・・・・なにしてんの・・?」
あたしをみたチカの彼氏は
怪訝な顔であたしをみた。
「いや、その;」
あたしは慌ててチカに視線をやる。