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幼いえっち

第37章 アンハッピーバレンタイン


ミナミは、


あたしの緊張をほぐそうと
いろんな話をしてくれた。

ちょっとオトナの高校生なだけあって
あたしの知らない世界を
いっぱいしっている。


バイト、免許、原チャ。


高校生と話していると
自分もオトナになったみたいで
すごくたのしかった。


反対に、ミナミはあたしの話を
懐かしむように聞いていた。


小学校や中学校の話って、
高校生にとっては
そんなに昔の話しなのかな。



「ミナミ!チョコあけてよ。」

食事を終わらせ、
あたしはミナミにそうリクエストした。


「あぁ!そうだな。
どっかの先生の元に
行くはずだったチョコな笑」


「うるさぁいっ」

ミナミは笑いながら
チョコの紙袋を開け
ラッピングを解いていった。



昨日作ったチョコ、
まさか今日
知り合ったばっかの人に渡すなんて
考えても見なかったな。


笑みを溢しながら
あたしはミナミの様子を見ていた。



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