幼いえっち
第42章 ユウワク
「チカちゃん、僕・・」
一番奥の本棚に本を戻し終わって
アラタくんが呟く。
「?」
振り返ってアラタくんを見る。
「僕、チカちゃんの事、
好きかも。」
え・・・
「えっ・・・・・!?」
あたしの返答を待たずに
アラタくんはあたしに近づいてくる。
「チカちゃん・・・・」
「ちょっ・・・!ちょっと待っっ・・・」
何がなんだかわからない・・!
急に突然・・っ・・何ッ!?!?;
背後に後ずさると
背中はあっという間に本棚にぶつかった。
逃げ場は、ない・・・!
アラタくんの整った顔が
あたしに近づき
大きな手があたしの肩を掴んだ。
さらさらの前髪が
長い睫が・・
目の前に来る。
瞳はあたしを捕え、離さない。
「キス・・したいかも。」
アラタくんの唇がそう呟くと、
あたしの唇に接近する