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S王子とやんちゃな子猫

第1章 我慢だ!姫奈

チュンチュンチュン…


鳥のキレイなさえずり…


「ええなぁ~~」


心地いい風邪♪


「ほんまええわぁ~~」



や…あっあんっん~ぁ


女の喘ぐ声…


「ええなっ、ん?喘ぎ声?

…て、ここ屋上やで?」




姫奈は広すぎる屋上を見渡し、


物陰の方に目を凝らして見ている。


そこには女子二人と一人の男子が


絡み合っていた。


「はぁ…ありえへん。」


相手に気づかれないように階段へと


向かい、教室に戻った姫奈。


席につくと、頬杖をつき考え込んだ。





この神園学園に入学して


はや2ヶ月。


今んとこ普通に通ってるし、問題なし。


完璧やで。姫奈!うん。

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