
いろんな…H
第4章 彼氏の…弟
「おい!ふざけんな!
華に何かしたら…」
更に怒気を強める修くんに
「はいはい…分かってますよ~
お兄さま…!」
そう言って軽い口調でその場を離れていった
よく分からないまま
とりあえず修くんの部屋に入った瞬間…
「はな…っ…華!」
修くんが唇を重ねてくる
「んんっ…っ」
「華…アイツに何された…?」
「んっ…何もされてないよ…」
その言葉を聞いた修くんが
ハッとしたように唇を離した
「ごめん…華…
でもあいつはダメなんだ…あいつは
いつも俺の物を欲しがるから…」
苛立ちと悲しさの混ざった表情で私に言う
「あの人誰…?」
「…知らないのか…
楓だよ…華と同じ学年だから知ってると思った…
オレの…弟」
