
いろんな…H
第5章 家庭教師
勉強は好きじゃないけど
頑張らないと先生が辞めさせられるかもしれないから
「ん~っとぉ…はぁ」
とにかく机に向かって先生に言われた問題を解こうと
教科書をめくる
前のめりになると
何の遺伝か中2にして
Tシャツが突っ張るほどに大きくなった胸が
机の上に乗っかるようにして押しつぶされた
「もう…何なのこのオッパイ!ジャマ…」
なかなか解けない問題にイライラした私は
胸すらも私の邪魔をしているように感じて
小さい声で悪態をつく
(だいたい…何か大きくなりすぎでしょ!)
最近…身体の成長が早いことに私自身不安があった
そんな私を落ち着いた様子で見守ってくれていた先生が
「何か悩みでもあるのかい?集中できてないみたいだけど…」
優しく声を掛けてくれた
