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海蛍

第20章 愛す者・愛される者

蛍の後ろをバレないように歩く事約15分。


―――着いた先は海だった。



蛍は目の前の景色を楽しむかのように優しい表情で見つめている。




・・・なんだ。


夜は海に来てたんだ。



てっきり浮気だと思って男の所に行ってたりしてるのだと思ってたけど、海だったんだ。



『・・はっ!』



思わずここに来るまでずっと心配してた俺は安心して笑いが出る。





蛍が裏切るわけねぇよな。



なんて

安心してもう1度蛍に視線を戻すと








さっきとは違う光景に変わっていた。


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