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海蛍

第20章 愛す者・愛される者

何かの間違いだと思い、もう1度しっかり男を見る。



・・・それでも変わらず俺の目に映り込んできた男は紛れもなく



弟の遥人の姿だった。




え?



な・・なんで



なんで遥人が蛍と?





見られてるなんて当然知るわけのない2人は笑顔で。


蛍の表情は時々歯にかんで・・

遥人の表情は時々照れたりしてて。




傍から見ると普通の恋人同士――。







『どう・・・いう事なんだ・・?』



目の前の状況が理解出来ず・・

理解したくなく思わずフリーズ状態。

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