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海蛍

第20章 愛す者・愛される者


次の日。


結局一睡も出来ずボーッとリビングのソファーで膝を抱え座ってると蛍が起きてきた。


「あれ?雅人早いね?!」

『うん・・・。』


早いというか・・

寝れてないんだよ。


って言えるわけもなく、ただ小さく頷く。

その様子が変だと思ったのか

蛍は俺の横にちょこんと座り顔を覗き込んで「大丈夫?」と心配顔。



・・その心配は本心なの?


ちゃんと俺を心配してくれてるの?


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