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海蛍

第20章 愛す者・愛される者

その瞬間


私の目から大粒の涙が溢れ出て止まらなかった。




雅人の・・


私の全然知らない所で苦しんでた雅人の事


私の全然気付かない所で雅人の愛が凄く溢れてた事



それをさっきの一言で凄く思い知らされた・・。



それなのに私は・・・





本当にバカだ!
大バカ野郎だっ!!!




そう思うと涙はどんどん溢れ出て止まる事を知らなくて。



雅人の前で自分の本当に情けなさやバカさを痛感しながら、頭の中でさっきの雅人の言葉がエンドレスで流れてた。




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