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海蛍

第22章 海蛍

そんな事とは知らず息をハァハァと切らしながら駆けてくる。



もう



本当に大好き!


そういう所が堪らなく大好きっ!!


だからつい意地悪しちゃうのだけど・・


ごめんね?


でも、この瞬間が凄く幸せなの。




一生懸命駆けて来る愛する人の姿は月に照らされとても綺麗で・・



さっきまで笑ってた余裕も一気になくなり


ちょっとドキドキ。


自分が走らせちゃった癖に、それでも真面目に走ってくれた彼に


きゅんとしちゃって。



私・・重症だね。




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