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海蛍

第22章 海蛍

今更だけど・・


ドキドキしてる私の傍に来て



すごく優しい声で


「ごめん、待った?」


『うん。凄く待った。』


「ご、ごめん!もう少し早く来れるハズだったんだけどっ」


『嘘だよ!待ってないよ?私も今来た』



とニコッと笑うと何やら安心したように“良かったぁ”と言った。




本当にこの人は・・・。



どこまでも優しい人なんだな。


優しさが嬉しくて自然と口元が上がる。

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