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許嫁から始まる恋

第4章 EPISODE #4


俺は期待を膨らませた心が破裂をして
落ち込んだ。
予鈴が鳴り、原先生は校門を閉めて
校舎へと向かう。

教室に到着すると、俺は自己紹介を
して生徒の名前を一人一人呼ぶ。
名簿を見ながら一人一人の名前を
呼んでいたら、見覚えのある名前。


 「東雲…小春?」

 「はい?」


立ち上がった、女生徒を見ると
さっき校門ですれ違った女生徒だ。

間違いない。小春だ。あの小春だ。
俺は嬉しかった。小春にまた会えて
嬉しかった。

心が飛び跳ねて、ドキドキした。
小春は大人びて綺麗になっていた。
俺はとりあえず、生徒全員の名前を
呼び上げた。

そして、そのまま原先生と一緒に
職員室へと向かう。


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