無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

暖かい日差しの下、今日がまた始まる。
こんなはずではなかったと未だに現状も認められぬまま、ただただ時間だけが過ぎていた。
今頃、友人達は青春を満喫しているのかと思うと憂鬱で仕方ない。
「なんで俺ばっか.....」
何時までも嘆いていても仕方ない。俺は今日を楽しもう。
起きてから数十分。やっとのことで自分を奮い立たせた俺は早速、今朝運ばれてきた朝飯に手を付けた。
たった数十分しかたっていないにも関わらず容赦なく冷めきったご飯を口にほうばりながら今日１日どうするかを考える。
「どうせ誰も来ねぇし、何かしねぇと暇でしょうがねぇや。あっ！そうだ。久し振りに病院なか徘徊してみっかな。」
普通ならば看護師達の監視の目があるのだがこの日は幸運にも留守だ。
何やらお偉いさんが来るとかで。