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暗い少女は明るい少女?

第16章 修学旅行記2

「なあにそれ?」

僕たちはエレベーターに乗り込みながら純に聞いた。
「下が見える窓だよ。透けてるんだ。」

「面白そう!」

僕はわくわくした。
すみれは…

「私はパス。」

ときっぱり言ったのだった。
まずは1番大きな展望台に上った。

「ヒルズだ!」

灰音が叫んだ。
目の前にあるのは六本木ヒルズ。やけに目立つデカい建物だった。天気は曇りで少し霞んではいたが一応遠くの景色も見えた。

「あれってスカイツリー?」

建設中のスカイツリーは見ものだった。

「あれがレインボーブリッジ?」

理美がデジカメで遠くの景色を見る。

「つまり肉眼が無理だったのね。」

夏月が笑いながら言う。
美奈とすみれはショップに居た。

「これいいなー。でも高い!」

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