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暗い少女は明るい少女?

第16章 修学旅行記2

「イエイッ」

ルック・ダウン・ザ・ウィンドウの上で飛び跳ねてみた。
すみれが悲鳴を上げる。

「柊一!止めてよ~。」

「割れる訳ないじゃん。」

僕は自分でもびっくりするぐらい強気だ。灰音も同じくらいだ。
しかし、それに比べるとすみれは弱気らしい。
男ウケはそっちの方がいいんだろうか。男だが僕には分からない。

「ねえ柊一!柊一ってば!」

灰音の声で我に返った。

「な、何?」

「お土産買に行こう!みんな行ってるよ。」

そして灰音と僕はみんなを追って店に入って行った。
僕はあるキーホルダーを見た途端思った。

(あ、これは希一だな)

希一とは僕の弟だ。
そのキーホルダーとはズームインのキャラクターがついた東京タワーのキーホルダーだった。

「喜んでくれるかな?」

「え?」

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