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暗い少女は明るい少女?

第17章 修学旅行記3

次は純だった。

「考えたよ。」

頭脳派の純だ。想像がつかない。
僕はそう思っていたが美奈がお返しと言わんばかりに一発で当てた。

「それは昼食ですか?」

そう言った途端に純のお腹が鳴った。

「あははっ、当たり。」

美奈は半分呆れた顔をしながらカバンから昨日のホテルの売店で買ったパンを渡しながら言った。

「純ったら顔に出るんだもの。分かりやすいわ。」

「ちぇっ!」

純は口をとがらせた。
次は灰音の番だった。

「よし。いいよ。」

女の子らしい灰音のことだ。
だったら…

「それはキャラクターですか?」

「はい。」

やっぱりか。

「それは流行ってますか。」

美奈が結構ヒントになることを言った。

「はい。」

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