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暗い少女は明るい少女?

第3章 灰音の大変身?!

すると灰音は笑っていった。

「ねぇ、前の学力テストで学年トップって誰だか知ってる?」

「な、なんだよ。いきなり。」

「ところで柊一何位?」

「言いたくねえよ。」

灰音は、「ま、いっか」と言って僕の件は終わらしてくれた。まったくどういうつもりだ?
すると灰音は、驚くべきことを口にした。

「前の学力テストのトップはね、私なの。」

「ええっ!うそだろっ!」

いきなり僕が大声を上げたので周りの人々がびっくりして僕を見た。

「ちょっ、柊一、声。」 

「あっ、悪い。」

僕は顔を赤らめつつ聞いた。

「で、ホントか?」

「嘘言ってどうするのよ。」

「それも、そうだけど。」

そういって僕は気づいた。そういえば灰音が学年トップって聞いたことがある気がする。クラスではいじめられていたから全然、話にならなかったけど。

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