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暗い少女は明るい少女?

第18章 修学旅行記4

僕たちは7人に囲まれた。
僕はかなり強く棒で叩かれたせいか意識が若干朦朧としていた。
そのくせ頭の中は形勢逆転することばかり考えていた。

(僕がどうにかしなければ…) 

僕は体を起き上がらせようと思ったが体が思うように動かない。
純だけじゃ無理だ。
どうする?

その時だった。
バラバラと大勢の人が駆けこんできた。
みんな学生…
如月先生、理美と夏月、学級委員長までいる。
手にハサミやら何やら持ったクラスメートがそこには居た。

「え?」

僕たち5人は呆気にとられるばかりだった。
一気に形勢逆転をしてしまった。クラスメートたちが一斉に7人に飛び掛かり警察に引き渡してしまったからであった。

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