暗い少女は明るい少女?
第20章 クリスの話
「雪さんが?」
すみれは驚いた顔をした。
驚くのも無理はない。友人の姉が自分の身内同然の人の初恋の人にそっくりだったなんて。それも外国に住んでた頃のことなのだから。
確かに雪は名の通り、白い。だからと言って外国の人と同じくらい白いだろうか。
すみれの表情を見たクリスは机の引き出しから、もう見るつもりのない、封印したはずの写真を出してきた。
写真の入った、茶封筒をすみれに渡した。
「???これは?」
「私の初恋の女性が写っている、私が持っている唯一の写真です。」
「なんで私に?」
「もう見るまいと思っていたのですがお嬢様には見ていただきたくって。」
すみれは驚いた顔をした。
驚くのも無理はない。友人の姉が自分の身内同然の人の初恋の人にそっくりだったなんて。それも外国に住んでた頃のことなのだから。
確かに雪は名の通り、白い。だからと言って外国の人と同じくらい白いだろうか。
すみれの表情を見たクリスは机の引き出しから、もう見るつもりのない、封印したはずの写真を出してきた。
写真の入った、茶封筒をすみれに渡した。
「???これは?」
「私の初恋の女性が写っている、私が持っている唯一の写真です。」
「なんで私に?」
「もう見るまいと思っていたのですがお嬢様には見ていただきたくって。」