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暗い少女は明るい少女?

第22章 夢と仲間

「うん。」

「だったらさ、大学に行きながら考えてみても遅くは無いと思うよ。それから考えた夢に合わせて資格取るなり勉強するなりしてもいいんじゃないか?」

「…それって不安にならないか?」

「俺はさ、ある意味自分より柊一の方が不安にならなくて済むと思うよ。」

「何で?」

「柊一の小さな夢。『平凡な暮らし』って1番、叶えやすくて幸せだと思うよ。俺のは断定しすぎてそれはそれでキツイよな。」

僕は純の横顔を見つめた。
言葉とは裏腹に穏やかな顔をしていた。

「何とかなるさ。」

そう言ってるかのような顔だった。

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