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暗い少女は明るい少女?

第22章 夢と仲間

「なあ、柊一」

純が僕に呼びかけた。

「ん?」

「お前、まだ夢が決まってないんだってな?」

「う、うん。」

純は空を見上げながら言った。

「今すぐ決める必要もないと思うよ。」

僕は驚いた。

「えっ?でも決めなきゃ大学の学部も決まらないし…。」

「夢がない、でも興味が何もないわけじゃない。大学に行きたいってことはそれなりに学びたいことがあるんだろう?」

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