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暗い少女は明るい少女?

第25章 しまなみ海道へ

「うさぎ島?」

僕は首を傾げた。
うさぎと言えば耳が長くてピョンピョン跳ね回る、妙に愛嬌があるカワイイ動物しか思い浮かばない。

「他に何があるんだよ?」

僕が『うさぎ島』のウサギの意味を純に聞いたところ、僕の天然ぶりに半分呆れ、苦笑しながら答えた。

「本当は大久野島って言うんだって。約700羽くらいのウサギがその島に住んでるんだって。」

灰音が事前に調べてきたようであっさり答えた。

「な、700!」

夏月が目を丸くした。

「何がどうなってそんなに…」

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