暗い少女は明るい少女?
第25章 しまなみ海道へ
純だった。
純がウサギをすんでの所で抱き上げ道路の反対側に飛び込んだのだ。
ウサギは無事だった。
純が降ろしてやるとすぐにパッと茂みの方へ行ってしまった。
「っ!」
純は起き上がりながら顔をゆがめた。
「大丈夫?」
美奈が心配そうに覗き込んだ。
「ああ…。」
腕を擦ったようだった。
その時だった。
誰かの気配を感じた。
ウサギが飛び込んで行った茂み。
僕は思わずそっちの方へ駆けて行った。
誰かが逃げていくのが見え、咄嗟に後を追ったが見失ってしまった。
「くそっ!」
純がウサギをすんでの所で抱き上げ道路の反対側に飛び込んだのだ。
ウサギは無事だった。
純が降ろしてやるとすぐにパッと茂みの方へ行ってしまった。
「っ!」
純は起き上がりながら顔をゆがめた。
「大丈夫?」
美奈が心配そうに覗き込んだ。
「ああ…。」
腕を擦ったようだった。
その時だった。
誰かの気配を感じた。
ウサギが飛び込んで行った茂み。
僕は思わずそっちの方へ駆けて行った。
誰かが逃げていくのが見え、咄嗟に後を追ったが見失ってしまった。
「くそっ!」