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暗い少女は明るい少女?

第25章 しまなみ海道へ

僕が戻ってくると純は腕にハンカチをまいていた。
トラックの運転手が降りてきた。

「すみません。大丈夫でした?」

運転手だから結構年上かと思ったら、まだ若い男性だった。
その運転手の名は
久野光輝(ひさのこうき)22歳
だそうだ。
22歳と言うことは僕たちと4歳くらい違うことになる。

「大丈夫です。すみません、いきなり飛び出したりして…。」

純が謝った。

「ええ。あなたが飛び出す前、ウサギが飛び出したのは見えました。でもおかしいですね。」

「おかしい?」

理美が首を傾げる。
夏月が聞いた。

「どういう意味です?」

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