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暗い少女は明るい少女?

第27章 僕の話

純と同じ色の髪と目、色白で痩せた、可愛らしい女学生。
純の双生児の妹、美奈だ。
穏やかな性格だが、少し気弱なところがある女の子だった。
灰音が聞いた。

「2人とも授業、終わったの?」

「今日はこれにて終了!」

純が嬉しそうに言う。
美奈がムッとして言う。

「私は次があるわ。女性学Ⅰ。」

「私と一緒ね。」

灰音が答える。
僕は純に聞いた。

「女性学って面白いのか?」

「俺に聞かれても分からないよ。」

灰音が笑って言った。

「女性の社会進出とかだから男の子が受けても問題は無いし、面白くもないよ。」

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