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暗い少女は明るい少女?

第27章 僕の話

天然の茶髪に茶色い目、スラリとした痩せ型の長身、目を引くイケメンの男子学生。
純だ。
しっかりしてて、勉強も出来てモテる男子だ。
そんな純だが、欠点をしいて挙げるならば若干気性が荒いところだろうか。少なくとも僕よりは。

「そうなの?」

灰音が聞く。

「みんなが俺って言うからね。柊一は周りに流されないからそのままなんじゃないか?」

「別にそう言う訳じゃないさ。父さんが僕って言うからじゃないか。」


「つまり親の影響が大きいってことね。」

澄んだ女の子の声がした。

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