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暗い少女は明るい少女?

第28章 一人ぼっちの女の子

授業中は普通に何事もなく終わった。
僕は4限は空コマである。
何気なしに校内をブラブラしていた。
薬学棟の裏、校庭の隅で女の子がしゃがみ込んで顔を埋めていた。

(調子が悪いのかな?それとも泣いてるのか?)

僕はその女の子に近づいた。
気配に気づいたのか女の子は顔を上げた。

「相沢さん?」

彼女はホッとした顔をして泣き笑いの表情を浮かべた。

「北条くん、何してるの?」

「いや、別に。ヒマで歩き回ってただけ。」

僕は普通に答えた。
何で泣いてたかは聞かないべきだと察した。

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