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暗い少女は明るい少女?

第29章 夏休みの出来事

僕はひるまなかった。

「だってそうだろ?道の駅は公共の施設。それぐらい常識だ。そんなことも分からないなんてことさすがに無いよなあ?」

僕は少し笑っていた。
僕は人を怯えさせるのに効果的な笑顔と言うものを知っていた。

言葉と裏腹。

僕はさらに笑う。
女子は目を丸くしつつ言った。

「アンタ、この子の彼氏?」

「は?」

「こんな子好きになるなんてアンタの趣味疑うわ。」

僕は自分でも驚くぐらい激怒した。

「ふっざけんなっ!!確かに相沢さんは彼女でも僕の女でもないけどな…」

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