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暗い少女は明るい少女?

第29章 夏休みの出来事

いきなり何を言ってるんだろう?
相沢さんが指したこの子は如月では無い。
言うまでもなくこの場にいるのは相沢さんと僕だけだ。

「この子に携帯で親を呼んでもらおうか。不良の高校生がいるって。」

相手がひるんだ。

「お、覚えてなさいよ。」

女子たちは捨て台詞を吐いて退散した。
僕は相沢さんに聞いた。

「相沢さん、僕の親の職業は…」

「教師じゃないの分かってるよ」

「え?じゃあなんで?」

相沢さんはクスッと笑うと言った。

「賭け…かな?」

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