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暗い少女は明るい少女?

第30章 危険な夏休み

「すみれ。山梨すみれ。」

高校の頃の同級生で気品のあるお嬢様だった。

「すみれに聞いたら、クリスさんに頼んですぐに調べてもらったの。」

「で何かわかったの?」

如月は運ばれてきたアイスコーヒーの氷をつついて言った。

「面白いことが分かったの。相手は高校生女子4人で近くの高校の女番長とかグループとか潰してるって。」

「なんだそれ?まるで漫画や映画の話だな。」

純が言ったことには頷けた。
僕はふと思った。

「待てよ。ってことは相手が大学生の僕たちの場合はどうなるんだ?しかも男子がいるし。」

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