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暗い少女は明るい少女?

第30章 危険な夏休み

「やり返すってこと?」

美奈は黙って頷いた。
みんなは不安そうな顔をしたが1人あまり深刻に考えなかった人がいた。

「でも、相手高校生でしょ?」

灰音だ。

「私、聞いてみたんだ。その高校生グループについて。」

正直、驚いた。
知らなかった、灰音がそんなことしてたなんて。

「聞くって誰に?」

質問した僕を見て灰音は笑って言った。

「柊一もよく知ってる情報網を持った女の子。」

「情報網?」

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