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暗い少女は明るい少女?

第30章 危険な夏休み

「どうします?」

「どうしますって言ってもいきなり前に出て行ったところで返り討ちに遭うのは目に見えてますし。」

僕は頭をフル回転させたがロクな方法が思い浮かばない。

「こうなったら一か八か…」

僕はクリスさんに聞いた。

「クリスさん、バイクあります?」

「バイク?普通自動二輪ならこの近くに…」

「貸してください。」

僕は戸惑ってるクリスさんから鍵を受け取ると近くに停めてるバイクに飛び乗り発進させ、不良女子たちに当たらない程度ギリギリのところを走り抜けた。

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