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暗い少女は明るい少女?

第30章 危険な夏休み

「クリス、全部撮った?」

「は?」

干川を含めた不良全員が呆気にとられた顔をした。
灰音がハッとした顔をした。

「そっか。暴行罪!」

「え?」

僕は灰音を見た。
灰音は笑って言った。

「干川は相沢さんに暴行を加えた。嫌がらせは暴行罪になるって習ったよね?柊一。」

「え?うん。確かそうだった。」

「じゃあ、裁判を起こすには?」

「証拠が…。あーっ!」

灰音が僕に笑いかけた。
分かった?と言う顔だ。

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