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暗い少女は明るい少女?

第30章 危険な夏休み

如月が静かに言った。

「形勢逆転のようだな。証拠があるんだから裁判で干川、お前を起訴することが出来る。ココからはもう争わない方が身のためだと思うぜ。」

こう言われてしまってはもう手も足も出ない。
干川はフラフラしながら撤退した。

「フー、灰音がちゃんと法律の勉強をしてくれて助かったよ。」

純の言葉に灰音はキョトンとした。

「ん?あれ、ハッタリだけど?」

「はあっ?」

「いや、多分正解なんだけど、ハッキリ言って分かんない。」

相沢さんが声を立てて笑った。

「全く、水沢さんって最高!」

   THE END

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