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暗い少女は明るい少女?

第33章 Enjoy! 学園祭!

僕は心底驚いた。

「めちゃくちゃ豪華だな!」

「まあ、当たればね。」

如月は冷静だ。
僕は期待しないことにした。
いつもそうしている。
なぜなのかは分かっている。
損したくないから。
この年頃になると夢がなくなる。
僕はこんな経験を重ねて大人になっていくもんだと思ってた。
しかし違うと思う人もいるらしい。

「柊一、お前さ、」

「???」

「将来の夢は?」

「はあっ!」

如月にいきなりこんなことを聞かれ僕は素っ頓狂な声を上げた。

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