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暗い少女は明るい少女?

第33章 Enjoy! 学園祭!

今度は僕が言ってみることにした。

「如月」

「何?」

「お前ってさ、」

「ん?」

「いや、やっぱりいいや。」

「何だよ。柊一こそ。」

「お前ってさ、いい奴だよな!」

僕は満面の笑顔でそう言った。
如月がキョトンとした顔をする。
その表情が可笑しくて僕はまた笑う。
こんなに笑うことって今しかないのかな?
だったら今のうちに笑おう!
今だけだから…
この瞬間だけだから…
僕は…大事にしたかった…
今、この時、この瞬間、この目の前に映る風景を。

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