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暗い少女は明るい少女?

第34章 法学部の学生たち

「いい加減にしなさいよっ!」

鋭い声だった。
僕も驚いて頭痛薬の箱を落としたぐらいだった。

「あなた達って子供ね。男子と女子で話すのってそんなにおかしい?」

「なんですって?」

「別にいいじゃない。私が誰と何しようが、話そうがあなた達には関係ないでしょう?」

「…」

「いつも私とは全く話してくれないのに…」

声に出さずに呟いた相沢さんを見た。
本当は寂しいのがよく分かる。

その日は先生が来たところで話は中断となった。

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