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暗い少女は明るい少女?

第35章 倉敷へ

「水沢さんから?」

「うん。お土産よろしくって。」

桐原が言った。

「さっき言ってた幼なじみさん?」

「まあね。」

「水沢…、水沢灰音さん?」

紅の呟きに僕は少し驚いた。

「知ってるの!」

「ああ。ちょっとね。」

世間は狭いということを改めて僕は実感した。
しかし、ありえないことでもない。
決して生徒数が少ない訳ではない大学。
しかし、地元の大学となるとみんな同じような所から通ってくる。
よくある話だ。

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