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遠藤くんにどのバスに乗って来たか教え、笹倉さんに周辺地図を書いてもらい地図を手にアウトレットを飛び出した。
幸い誰にも見つからず敷地内を出たことが出来た僕たちはバス停でバスに飛び乗り、Ｘ高校の生徒のたまり場に向かった。

「『敵はＸ高生の溜まり場にあり！』か。本能寺の変じゃないけど。」

桐原が言った。
そんなこと言っている場合ではないがこの言葉のおかげで少しは気が楽になった。
僕たちがついたところは２階建ての倉庫のようなところだった。
建物の周りを一周した後、僕が言った。

「表から入ったら目立つよね？」

「そうでもなさそうだ。表に一人、裏に一人見張りがいる。ココから２、１に別れて相手を倒せば中に入れる。」