テキストサイズ

暗い少女は明るい少女?

第36章 文化の秋!文化祭!

純は困った顔をしていた。

「美奈をもちろん応援したいけど如月もなかなかだったよな?どっちに投票すればいいんだろう?」

このステージ発表は観客の投票制だ。
ボードに赤と白が表裏に塗られており、良かったと思う方の面を向けて上にあげるのだ。

「北条くんも見に来たの?」

灰音の隣に女の子が立っていた。

「相沢さん?」

「如月くんから聞いてね。」

「…」

つまり僕以外の3人は美奈あるいは如月から歌唱王のことは聞いていたということになる。
僕はすこし寂しくなったのだった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ