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暗い少女は明るい少女?

第36章 文化の秋!文化祭!

美奈はそう言ったが僕はどうだろうと思ったのだった。
1号館の3階、写真展の入り口のところに一か所、2号館の入り口に一か所、記念館前、フリーマーケットのブースに一か所ずつあった。

「案外、集めるのには苦労しないのね。」

相沢さんが意外そうな顔をして言う。
抽選会は文化祭のラストで呼ばれるらしい。
実行委員会受付で抽選券をもらった僕たちは夜まで学校の中をぶらぶらしていた。
それはそれで楽しかった。
やがて夜になった。

「ねえ、純、ちょっといいかな?」

灰音が純に声を掛けた。

「何してるの?もう抽選会、始まるよ?」

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