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暗い少女は明るい少女?

第38章 何が正解?

僕がパッと振り向くとそこには如月が立っていた。

「如月、どうしたの?珍しいね。」

如月は2号館の談話室に来たことがあっただろうか。
もしかして初めてかもしれない。

「ここが秘密の話をするにはちょうど良いらしいからな。」

「…」

僕は何も言わなかった。
如月が何をするつもりか僕には全く分からない。
いきなり如月が僕の頬を殴った。

「っ!」

僕は勢いで椅子から転げ落ち、頬を抑えて顔を顰めた。

「何すんだよ…。」

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