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暗い少女は明るい少女?

第38章 何が正解?

翌日
曇り空だった。
まるで僕の心みたいに。
昨日殴られたせいか今朝は右頬が赤く腫れていた。
けれど休むわけにはいかなかった。

昨日、僕が帰った後、純と如月が会って如月が僕のことを純に話してなけりゃいいけど。

「柊一っ!」

こんなことを考えていたときにいきなり純に声を掛けられた。

「なっ、なに?」

僕は少し動揺していた。
純は僕の肩を強くつかんで言った。

「あれがお前の正解?」

「えっ?」

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