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暗い少女は明るい少女?

第38章 何が正解?

僕は首を振った。
如月が純を睨んで叫んだ。

「だから俺はこいつが許せないんだ!」

「止めろって言ってるだろ!」

僕が今度は叫んだ。

「僕は、僕は…こうなるのが怖かったんだ!」

「え?」

純も如月も僕の顔を見つめてる。
僕は涙で2人の顔が霞んでしか見えなかった。
僕は目を擦って言った。

「本当のこと言えなかったのはこれを恐れていたから。今までの関係が壊れるのが怖くて本当のことが言えなくてそれで…」

「もういいよ。」

純が僕の肩に手をまわして言った。

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