無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「もう言わなくていいよ。分かったから。」

如月がしゃがみ込んだ僕の隣にしゃがんだ。

「今回の話は何も聞かなかったことにする。泣かれたらそうする他ないしね。」

如月が困り切った表情をした。


それからさらに数日後
純がどうやってこのことに決着をつけたのか、灰音がどうやって立ち直ったのか僕は敢えて二人に聞かなかった。
所詮、僕は部外者だ。
僕はもう首を突っ込むのはほどほどにしようと心に誓った。
だって今回のことをややこしくしたのは他でもない、僕自身だったのだから。

ＴＨＥ　ＥＮＤ