テキストサイズ

暗い少女は明るい少女?

第40章 原宿へ、上野へ

「でもいないってただの迷子だろ?いくら原宿が人が多いって言っても携帯で連絡を取れば…」

「通じなかったら?」

如月の言葉にかぶせるように僕が言った。

「は?」

「美奈のことだ。純に掛ける前に灰音や相沢さんに連絡取ってる。」

「それに灰音や相沢さんがいなくなったのは竹下通りじゃなく、一本外れた静かなお洒落な通りらしい。」

僕たちは顔を見合わせると急いで博物館を飛び出し、地下鉄に飛び乗り原宿へ向かった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ