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暗い少女は明るい少女?

第40章 原宿へ、上野へ

その時、携帯の音が鳴った。
ジムノペディではない普通のコール音。
僕のじゃ無さそうだ。
純が携帯を出している。

「美奈?」

どうやら美奈からの電話らしい。

「なんだって?」

様子が変だ。
僕は如月と顔を見合わせた。

「どうしたんだろ?」

如月が首を傾げた。
純が電話を切り青い顔で僕と如月を見た。

「純、どうした?顔真っ青だよ?」

純はポツリと言った。

「灰音と相沢さんがいないって。」

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